スポットライトと灯台
会社が、とりわけ中小企業が成功すると、社長にスポットライトが当たり、経営雑誌の表紙には社長の顔写真が登場する。 しかし、優れた社長は、あえて経営雑誌側の希望を押しとどめて、社員をば誌面などに登場させるべく、努力されておられるようだ。

スポットライトを浴びれば、人生の晴れ舞台。
舞台照明用のライトには、ライムライトが長く使われてきた。
ライムライトの発明者は、トーマス・ドラモンドで、1816年。現代のレーザー光線ほどではないが、光をビームにして、遠くまで、また特定のスポットに浴びせることができるので、舞台用に使われるようになった。Freeman, Morton S., 1997, A New Dictionary of Eponyms (Oxford: Oxford University Press)によると、ドラモンドは、もともと灯台用にこのライトを発明したのだとか。

灯台もビーム光線を発するが、四方にその光を広げる。
社長に向けてにせよ特定の社員に向けてにせよ、スポットライトを浴びせるのはいいが、更にいいのは、光を四方に広げて全社員を照らし出してやることではないか。

ま、灯台になるどころか、闇夜にあってどこに司令塔があるのか、さっぱりわからないような組織が多いのだが。

逆に、司令塔ではなんだかどんちゃん騒ぎをやっているようで、真昼のように明るいようだが、組織の大部分は闇夜のような状態だ、って状態の組織もある。
最終更新日 ( 2010/06/08 Tuesday 23:51:53 JST )