川喜多喬&アソシエイツ

川喜多喬
Image
You are here: Home arrow お知らせと随筆 arrow 牛久の雑談 arrow 休すれば通ず
  • Decrease font size
  • Default font size
  • Increase font size
休すれば通ず プリント
研修コンサルタントの方がお見えになって、中小企業の経営者は人材育成にカネを投じるつもりがないダメな方が多くて困る、と嘆かれた。 ここで人材育成にカネを投じるとは、研修コンサルタントを傭う、という意味である、むろん。かつて、労働時間短縮論議盛んなおりに、観光業者の方が日本人は休む楽しさを知らなくて困る、と(何を誤解したか)私の研究室で嘆かれたが・・・私の研究室は他人が嘆く場所に変わりつつある、研究室の主が十分、すでに嘆き暮らしているので、涙の園、というところである・・・日本人は観光業者にカネをたくさん払わないという意味である、むろん。

平成の愚策の一つは高速料金何キロ行っても最高千円という代物である。もっとも愚策かどうか定かではない・・というのも私は政策に全く興味がないほうであるから。法政大学は政策創造大学院などを作ったが、むかしからある人間環境大学院と矛盾しないか。私見では政策はゴミであるから。
休みの日には必死に動け、働け、それが楽しみだ、ってのはこれまた愚論ではないか。
休みの日には「万事休す」が必要なのである。絶望して死ねということではない。新聞・テレビのニュースと評論とバラエティとドラマと映画と広告とその他を見ず、読まなければ、そして上司同僚部下顧客家族自分を無視すれば、さほど、この世に絶望すべきことはない。

田上太秀、『禅語散策』を古本屋で50円で見つけて読んだところ、万事休すといえは、もともとは「休息万事」(ばんじをきゅうそくす)となっており、自分を取り巻く環境のさまざまな事象に心を惑わされないで静かに保つことをいう。とくに救いや癒しや悟りに関わる宗教上のことばへの執着を捨てて、空腹になれば飯を食い、眠くなれは眼を閉じればよい。それだけでよいということらしい。もちろんグルメ雑誌をも読まず、安眠マクラの広告も棄てて、ということである。

さて中小企業、あれこれの人事管理論議、人材教育論議を全て棄て、この制度を入れれば、この研修を受ければ、たちまち社員が精鋭になる、という話を全て聞かず、ひたすら休んでいることは立派なことではないか。腹が減れば飯を食いますよ、業者や行政が呶鳴らなくても。

 
< 前へ   次へ >
 

私の著作活動

著作活動

3日で多機能サイトを構築!


川喜多喬&アソシエイトのサイトは、Goyat LLCが構築しました。
オープンソースCMS Joomlaをカスタマイズしています。
  1. ページ更新に苦労されている学会、
  2. ページ更新で費用負担が大きい会社、
  3. 直ぐにページをアップされたい協会、
  4. 直ぐに使える機能を求めている法人で人気です。