川喜多喬&アソシエイツ

川喜多喬
川喜多教授
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ファッションとしての改革 プリント
一議席もとれなかった『新党改革』の咄ではない。どこの政党も「改革」とやらを掲げて大騒ぎをする咄である。怒鳴り散らしの人民裁判をやる事業仕分けも「改革」が旗印である。 「改革」をあえて「改良」と言い換えれば、かねてかような流行は明治十年代をもってピークとしてもよい。石井研堂『明治事物起源』を読めば、明治21年の新聞『団珍』に「当世流行改良競」として「衣服改良、飲食改良、家屋改良、教育改良、文字改良、言語改良、小説改良、宗教改良、学校改良、風俗改良、新聞改良、条例改良、婦人改良、東髪改良、帳簿改良、官吏改良、演劇改良、角力改良、講談改良、運動改良、器械改良、会社改良、薬局改良、市区改良、公園改良、道路改良、木履改良、湯屋改良、旅舎改良、妓楼改良、鳴物改良、塵溜改良」・・・とあるらしい。
だがすべてを変えると叫ぶのは勇ましいが、難しい。世界中にカーペットを敷いて回れば、それぞれ個人が靴を履かなくてもすむであろう、と、国民に拍手を政治家は求めるのであるが、「世界中にカーペットを敷くより、靴を履いたほうが簡単」(アル・フランケン)。それに後からカーペット代を大増税という形で請求されなくて済む。
ばらまき福祉とは、壇上から改革餅がばらまかれるので争ってそれに手を伸ばして取ってみれば餅の中から請求書が出てくるようなものである・
最終更新日 ( 2010/09/14 Tuesday 17:21:04 JST )
 
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