川喜多喬&アソシエイツ

川喜多喬
川喜多教授
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京都光華女子大学キャリア形成学部 プリント
来年度からキャリア形成学部を作られるというので訪問させていただいた。 日本の組織内人材形成について実証研究を倦むことなく数十年、続けてこられた小池和男先生は、人材形成という言葉の英訳にキャリア・フォーメーションという言葉を使っておられたように思う。
まさしくキャリア形成、である。キャリア・デヴェロップメントという言葉をあててもいいかもしれないが、個人から見ればキャリア発達、組織から見ればキャリア開発、この言葉は人事管理用語としてはマネジメント層の育成、昇進昇格とかの含意が強いし、キャリアカウンセリングなどのプロフェッショナルからみれば必ずしも職業能力の育成を意味しない。
私は自分の属する学会ではキャリアデザインという、キャリア形成につながる個人側の行為を強調する言葉を使ったが、キャリア形成はまあ、その目的である。
18歳から23歳前後までの子供の発達を超えて、一生続くキャリア形成、とりわけ大人の育ちについては専門学部学科がほとんど日本には無かった。群馬の新島学園短大のキャリア形成学科など、熱心な学園経営者や教職員による学部学科が21世紀になってようやくあちことにできた。そこにさらに京都光華女子大学が挑戦される。
是非とも応援したいし、関西を中心に子供さん、お孫さんその他若者の将来を考えられる大人には若者に勧めてほしい学部である。
キャリアはかつて経歴と訳すことが多かった。経の語源は縦糸である。歴は歴史の歴であるが、並び続く様を言う。史が並び続くから歴史である。立派な人々が並んでいるのをお歴々と言う。人生とりわけ職業のステージが縦にずっと並び続く様を歴を経るから、経歴と言う。
言うまでもなく雇用情勢きわめて厳しい。若者にも、しっかりした生き方、たじろがない生き方、私らしく生きて良かったということとは何か、行く末を考えてほしい。つぶしがきくから何学部、などという人がいるが・・・つぶされていいのであろか。入試に受かりそうだから何大学、などというのはもちろん、論外である。自分側の個性を大切にするなら、大学だって個性をもって選んでほしいものである。
いわゆるナンバースクール、マンモス大学は虚名におぼれ、学生などいくらでも集まると教員一同寝ぼけている場合だって多い。教員の都合だけで(生産者主権で)カリキュラムを猫の目のように替えて看板を替えただけの大学も多い。
京都光華女子大学の掲示板には学生だけではない、その後の女性の生き方を応援するプログラム、セミナーなどの掲示もあった。立派である。
最終更新日 ( 2010/06/08 Tuesday 23:51:27 JST )
 
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